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波佐見の陶芸の館を見たのが刺激になったのか、大阪市立東洋陶磁美術館へ行ってみました。特別展は「中国工芸の精華 沖正一郎コレクション−鼻煙壺（びえんこ）1000展」、古染付も少し見ることができました。

　

鼻煙壺は嗅ぎタバコを入れておく小さな壷。そもそも、嗅ぎタバコって名前は聞いたことがあったけど、そのたしなみ方はわからない、ましてやそれを入れておく鼻煙壺というものがこの世に存在するなんて今回初めて知った次第。何もかもが初めての全然知らないジャンルだったけど、形や技法、文様から素材にいたるまで多岐にわたっていて、その種類の多さ、奥の深さに吸い寄せられるように一つ一つ拝見させていただきました。コレクションとしてもすばらしい！　とにかく、鼻煙壺というニッチなジャンルでも美術工芸品として完成されていることにびっくりさせられました。小さな宇宙を覗かせてもらったような気分でした。

美術館内の堂島川に面した階段。まるで風景画を見ているよう。

中央公会堂。この建物のおかげで中之島の雰囲気はとってもグ〜！なのです。

　

市役所南側の通路で、ミストの噴射をやっていました。木陰＆土佐堀川からの風とあいまって、炎天下とは思えない涼しさでした。

ガソリン高のせいなのかしら、車が少ないですね。御堂筋のいちょうはミルキーな緑色。黄葉の頃はまた違った表情を見せてくれるでしょう。