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久々に、古典ネタ。読み中ですが…。
- 作者: 河添房江
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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タイトルを見ただけで、「そういう視点があったか!」とまさに膝を打つ感じ。『源氏物語』といえば国風文化の最たるモノのひとつだと思うけれど、作品のなかに登場する調度品、着物なんか、唐物がたくさん登場するし、そもそも白楽天の『長恨歌』はこの時代の文学に絶大な影響を与えているわけです。それを考えると「東アジア」という視点から『源氏物語』をはじめ平安文学を捉え直してみるのは面白い試みだと思う。
いろいろな視点で語られる『源氏物語』。こんなにもさまざまな角度から考察されているのも、この作品の奥深さならではではないかと。
- 「(おもに権力の)構造」という面から解説した本。読み応えがあって、解説本のなかでは一番好き。
- 作者: 三田村雅子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1997/01
- メディア: 新書
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- 衣装からの読み解き本。
- 作者: 近藤富枝
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2002/05
- メディア: 文庫
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- こちらは気候から。
平安の気象予報士 紫式部?『源氏物語』に隠された天気の科学 (講談社+α新書)
- 作者: 石井和子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/11/20
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- 感情表現という観点から。
- 作者: 大塚ひかり
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: 単行本
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この人の著作には「ブス論」とか、「サイテー男」とか、「カラダで感じる」とか過激なタイトルを付けた一連のシリーズあります。
- 宮中生活というだけじゃないのですが、
- 作者: 岩佐美代子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/02/22
- メディア: 単行本
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なんかは女房経験のある著者ならではの解説で、「目からうろこ」的な話がいっぱい。