よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

実は昨日車でちょっとした事故を起こしてしまった。運転していたのはテツ、場所はお昼を食べに入ったラーメン屋さんの駐車場。ちょっと斜めだったのを直すために切り返してたときだった。外灯のポールにぶつけて右前のバンパーを凹ませてしまったのだ。

こうみえてもワタクシ、パジェロ、くろでか号、しろちび号と乗ってきて、一度も車に傷つけたことございませんの。もっともパジェロ時代に一度事故を起こしたことがあって、その時は相手の車にはかなりのダメージを与えたのに自分の車は無傷だったという幸運(強運?)。もともと丁寧に運転する方だし、「車庫入れはゆっくり!」とテツからしっかり仕込まれたので、車の傷つけないようにすることではかなり神経を使ってきたのだ。

しろちび号だって、生まれて初めての自分の車(といっても買ってくれたのはテツだけど)で、洗車はめったにしないけど(コレコレ)、かなり丁寧に、バッグの出し入れひとつにも気を遣って乗ってきたのだ。それをあっけなく「がしゃっ!」とやられて腹が立ったのなんの!

そもそも以前からテツが、「この車はとりまわしがラクでいいわ!」と、雑というか、粗雑に扱うのが気にはなってた。だからこの時もきゅっきゅっとハンドルを切ってアクセルをふかし気味に向きを変えてたのがいやな予感がして、外灯の柱も目に入ってたので、「気をつけて!」と声をかけていたのだ。

ラーメン屋さんのテーブルに着いてから、
私「だから気をつけて!って言ったじゃない! 鉄柱が見えてたんだから!」
テツ「壁に気を付けろって意味かと思ったんだよ。」
私「だいたいね、テツの運転は荒いのよ!」
テツ「どこかだよ。いつも安全運転じゃないか」
などと喧喧諤諤やっていたもんだから、アクアから
「もう起きてしまったことをあれこれ言っても仕方ないじゃん。これからどうするかを話し合いなよ」
と、冷静に諭されたんでした。

結局、修理のためにその足でディーラーへ。特別塗装色なので板金よりも丸ごと取り替えた方が安い、とのことで、見積額は11万6千円也。

でも、なによりシャクだったのは、ディーラーの営業さんが私に向かって、「あー、やっちゃったんですね(ニコニコ)」「相手は車ですか?(ニコニコ)」「どこにぶつけたんですか?(ニコニコ)」と、完全に私が事故ったと思っている様子だったこと。ええ、もちろん、わざわざ訂正せずに、そのままにしておきましたけどね。テツの名誉を守るために。