よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

テツとデート。
初めてこんなもんに乗ってみた。

 


乗る人なんているのかなーと思っていたら、そこそこお客さんがいて、船内販売なんかもあって、なかなかに心地よい。天満橋の下をくぐるときだけ、船の天井が30cmほど下がって、そういう仕掛けがあるなんて知らなかったから、「おぉ〜っ」って、単純に驚いてしまった。新鮮なサプライズはいつだって大歓迎だ。でも、最後にもう一度同じ橋の下を通ったときは下げなかったから、単なる演出だったのかも。1周1時間ほどの短いクルージングだけど、船内はゆったりとした時間が流れていた。

中之島倶楽部でお昼ご飯を食べた後、デザートしに「五感」@北浜へ。9割方が女性客だったけど、テツはいやがらずにこういうところへもつきあってくれる。はてダのキーワードよると、「五感(patisserie de samourai GOKAN)」は「京阪神の有名パティシエ11人によるコラボレートブランド」とのこと。そういえばケーキの中に「生パイ」っていうのがあったんだけど、生パイといえば、ムッシュ・マキノ(tsun家お気に入りのケーキ屋さん)の定番ぢゃないか。あれ?と思ったら、ちゃーんと11人のなかにマキノも入ってました。

さて、ここの商品は、和素材を取り入れたお菓子が多い。和素材は柔らかい甘みで優しい味のものが多いと思う。今の季節だと、柿、栗、芋など。それを生かすように全体として穏やかな味に仕上げてある。砂糖に和三盆を使ったりするのも素材の味を生かす(というか台無しにしない)ためなんだろう。生地、具、クリームそれぞれの味を生かすよう計算してあることがわかる絶妙の味の組み合わせはさすがだなぁと思う。テツなんて、「ま、普通っちゃあ普通だよな」なんて言ってたけど、味の変化の振幅が小さくなってしまうのは仕方ないのかも。その分繊細な味をお楽しみくださいというタイプのケーキなんだろう。かといって、おみやげとして買って帰ったプリンは、濃厚なたまごに負けないようにしっかりと甘く仕上げてあったんだよね。さすがだ。そんでもって、黒豆マドレーヌ「ええもん」はめっちゃ美味しかったです。

これはテツの注文した栗のショートケーキ。焼き菓子2種と温州ミカンのグラニテが添えてある。