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NHKの「新日曜美術館」で　「科学の目が見た国宝“伴大納言絵巻”」を見た。近赤外域蛍光撮影法、蛍光Ｘ線分析、高精細デジタルカメラでの撮影など、最新の技術を駆使して得られた発見と、それらによってさらに深まった謎など、絵巻の持つ魅力が十分に掘り下げられていた。興味深かったのは、高田装束研究所の高田倭男先生の説明で、登場人物の着物の柄から推定される実際の布地を提示されていた。当時の庶民の布地は麻で、ほとんどが絞り染めだったこと（紙が大変高価だったため染め抜き用の抜き型に使えなかった）、絵巻に登場する伴大納言の襲の色目など、当時の服装を具体的に知ることができた。

その他、出光美術館で購入した図録（解説は黒田泰三）や「宇治拾遺物語」の「伴大納言焼應天門事」のところなどを読んで過ごす。

明日からドラマ「のだめカンタービレ」が始まる。配役を見たときはピント来なかったけど、オフィシャルサイトや予告編を見てると原作の雰囲気が上手い具合に出てるんじゃないかなあと思った。今夜は1巻からパリに旅立つ前までを読み直してみようかな。