よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

「旅行人2005年夏号−シベリア鉄道」/「犬が星みた」/「シベリア鉄道9400キロ」/「シベリア漂流―玉井喜作の生涯」

休みの間に読んだ本。

アフリカ関係の本を何冊か読んで、その反動、というわけでもないけれど、次はシベリア鉄道。

季刊「旅行人」の2005年夏号

最初にシベリア鉄道に乗ってみたいと思ったのは、数年前、武田百合子さんの
犬が星見た (武田百合子全作品)』を読んだ時からなんだけど、実際は百合子さんがシベリア鉄道に乗ったのはほんの一部で、あとは飛行機での移動。それでもシベリア鉄道の印象は強く残っている。

あとは、

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))

とか。

今読んでいるのは、

シベリア漂流―玉井喜作の生涯

シベリア漂流―玉井喜作の生涯

小学生くらいの頃かな、とにかく「ソ連はコワイ国」という印象でしかなかった。国にとって都合の悪い人が連行されて強制労働させられている、そういうことが平気でできる国なのだと思っていた。なかでも「シベリア」という言葉はその語感からも絶望的に寒くて、人間の住む場所じゃないようにイメージしてたっけ。この本を読んでいると、その幼い頃のイメージそのままがよみがえってくるようで、面白いような怖いような。