よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

こんど職場に新しく入る機械の入札が近づいてきた。これから入札なんだからどこのメーカのが入るか決まっていないのに、なんと、建物の改築の図面が某メーカの機械を元に設計されていることが明るみに出た。その設計だと他メーカの機械は設置できないので、当然設計の方はストップだけど、いったいどういう事情でこういうことになったのか? 事務の担当者も外注先の設計事務所もはっきり言わないらしい。そもそもそのメーカは入札候補のなかで、ボスが一番嫌っている会社。その会社がうちに決まるからと設計事務所に働きかけたんじゃないかと疑いたくもなってくる。

なぜボスがその会社を嫌っているか。それは、この会社は売れればそれでいいだけの姿勢だから。稼働後のカスタマイズとかメンテナンスとかは、遅いしすごく嫌がる。ソフトの改善なども渋る。それもそのはず、しばらくしたら、こんなによいソフトができました!とバカ高いバージョンアップ料金をふっかけてくる。もちろんよいソフトは最初から隠してあって、後出しじゃんけんのようにして持ち出してくるのだ。大学では、「診療」だけでなく「研究」という大事な柱があるので、メーカ側も損得抜きで「一緒によい機械を作っていこう」という会社でないとだめなのだ。そういえば機械の更新が決まった時に、急に奨学寄付金の申し出をしてきたのもここの会社だったなあ。働いているといろいろな経験をするけど、こういう面を見させてもらうのも、社会勉強と言えなくもない。

晩ご飯は、シメジとカボチャのカレー(これに、トマト、ナス、アスパラも入れればもっとよかった。シメジとカボチャだけでも十分美味しかったけどね)、トマトとカイワレの和風サラダ、福神漬