よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

tsunmemo2006-01-21

プーシキン美術館展国立国際美術館へ行く。シチューキン、モロゾフという二人のロシア人実業家のコレクションは、フランス近代絵画の変遷を一望できるという大変ぜいたくなものだった。プーシキン美術館の存在を初めて知ったけれど、まずそのことにびっくり。そして一番好きになったのは、今回の展示の目玉にもなっている、マティスの「金魚」。ビビッドな色合いなのに透明感があって、絵の周りの空気がきらきらと輝いている。水槽の中の金魚はいまにも口をパクパクと動かしそうだ。この絵の前に来ることができてよかったなあと、美術館を後にした後もそのうれしさがふつふつと湧いてきた。

その幸せな気持ちを胸で暖めつつ、ランチはオーガニックキッチン・ソレイユで。自家製野菜がたっぷり使って、滋味あるれる美味しさ。全体的に薄味で、野菜本来の味がほんわかと伝わってくる。めずらしい素材もちらほら。接客もほんわかでたいへん心地よかった。料理の内容は充実してるし、ボリュームもたっぷり、それでこの値段?という良心的な価格も魅力。きっと何度も通いたくなる店。

ランチにしっかり食べたので、晩ご飯は和食で質素に。鯖の味噌煮、ちくわぶのすき煮、温奴、新キャベツの千種漬け。