よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

1時間早く職場を出させてもらって、京都へ。モリカゲシャツにつき合ってもらってからスペイン料理ラマーサへ。紹介記事にもある通り、魚介類の料理が得意とのことなので、ワカサギのマリネ(これは突き出しで出てきた)、タコの温製カルパッチョラマンチャ風野菜の煮込み、カサゴムール貝のグリル、イカスミのパエリア、クーポンで生ハム(目の前で豚の足から削いでくれる)、自家製のパン。スペイン料理はあまり食べたことがないので、どの料理も目新しく、シンプルな料理法なのに素材の味がよく引き出され、とても美味しかった。イカスミのパエリアは、お米が炭になっちゃったよ!と思うくらい真っ黒で、食べる気が失せてしまいそうだったけど、なんのなんの、表面はパリッと、鍋底に近い方はふっくらと、実にタイミングよく焼き上げられていた。どうやって仕上がり具合を確認しているんだろう。カウンターとテーブルが4-5卓の小さなお店だけれど、皆きびきびと働き料理の説明も求められればしっかりとしてくれて、実に気持ちよく食事ができた。絶対に美味しい物を食べたい、という時にお薦めのお店。

そのあと、寺町通りを南に向かってそぞろ歩き。一保堂茶舗、村上開進堂、京都鳩居堂、三嶋亭などを眺めながら河原町へ。彼女は生まれも育ちも京都なので、ここは大学の先輩の家、とか、ここのお姉さんは……で、とか、裏情報をいろいろ聞いて面白かった。林万昌堂で天津甘栗を買う。これはようすけへのお土産。駅の近くでカフェオレを飲んで別れた。