よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

tsunmemo2005-11-22

ある手続きでのこと。ちょっとイレギュラーな形なので、事務の担当にどうすればいいか電話で尋ねた上で作成した書類だ。それを持っていくと「ここはこういう風に書いて」と訂正が入った。「さっきはそうは言わなかったじゃん」と思いつつ、まあ直せば済むことだからと部屋に戻って指示の通りやり直して再提出に行くと…

「だいたいねえ、○○○なんはおかしいやろ。それならそれで、○○○の理由を納得のいく形で書いてもらわなあかんし、○○○という形にしますという書類を先方に出してもらわな。とにかくいっぺん先方さんと打ち合わせしてみて。」

だって。だったら最初っからそう言えっっっ!!!つーの。

って感じなんだけど、このヒト、イジワルで有名なので、この手続きにはまたいちゃもん付けられるんだろうなあって最初から想像がついてたし、実際そのとおりだったので、まともに相手するだけ無駄というもの。イヤな思いをさせられてカリカリするのさえあほらしいので、かえってさばさばできるのが救いだ。そして、つくづく、こんな人間で人生楽しいのかなーって思った。ビューティ・コロシアムは顔やスタイルを美しくしてくれて、美しいと不思議に性格まで明るくなって表情が生き生きとするけど、心を美しくできるのは自分自身しかいないんだってこのヒトを見ていて気づいた。

仕事帰りにスーパーで買い物。長ネギが飛び出した買い物袋を下げて歩いていて、つくづく自分って主婦だなあと思った。長ネギがゴボウでもそうかな。フランスパンかなかんかだったらおしゃれなんだけどね。

読み中。

スクラップ帖のつくりかた

スクラップ帖のつくりかた

やっぱり杉浦さやかさんはイラストレータになるべく生まれてきた人なんだなあと改めて思った。ある意味、自分の手の内を見せるような本だけど、それらを惜しみなく見せてもらえるのはファンとしてはたまらない。きっと多くの読者が知りたかったことだと思うし、少しでもさやかさんに近づきたいと思っている人にはたまらなく面白い本だと思った。ただ、スクラップって簡単そうだけど、センスが必要だし、継続は力なりを地でいく作業。『マーマリング・トーク』では、彼女の「努力の道のり」を感じることができた本だったけど、この本からはさやかさんの「ちいさなすてきを感じ取る感度の鋭さはこうして鍛えられた」ってことを知ることができた。

※11/23追記
さやかさんのお兄さんのブログ(はてなで書いてらっしゃいます)を読んでいたら、こういう記述が…。

中学生のころは友達と交換日記を文章よりもずっと大きなイラスト付きで書いていたり、旅に出る前から妹は一冊のノートに、その旅の旅程や見所を書き込んだりしたり、性格的にはぼくよりもよほどずぼらなのに、こういったことにはマメに取り組んでいまして。このたびはその総決算的な本を出していただいたようです。僕にとっても懐かしいネタがたくさん出てきています。もしよろしかったらお手にとって、そしてお買い上げいただけたらうれしく思います。

とても心温まる一文。こんな優しいお兄さんがいらっしゃって、そしてさやかさんの存在があるんだなあと思った。

届いた。

毎年、年末年始は百人一首関連の本を読むことにしているのだけど、今年はこれ。