よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

夫、朝一番の便で向こうに戻る。気の使う取り次ぎをしたり、考え事をしたり、教室ドクターの被験者探しの手伝いであちこちに電話したり、急ぎの用件に対応したりして、バタバタと過ごしたせいか、職場を出たら気が抜けてしまって、晩ご飯を作るのが急にイヤになってしまった。でもそうも言ってられないので気を取り直してハッシュドビーフと豚しゃぶの残りスープと野菜でおみそ汁。

読み中。

藤森照信の特選美術館三昧

藤森照信の特選美術館三昧

写真もすばらしいんだけど、文章もユーモアがあって軽快でそれでいて核心をついていて、かなり面白い。取り上げられてる美術館全部に行ってみたい! 著者は東北大で小田和正と同期なんだって。

注文した。

スクラップ帖のつくりかた

スクラップ帖のつくりかた

わたくしとしたことが、さやかさんの新刊なのに、出版後に出版を知るという。これではファンと言えませんな。旅手帖では、ベトナム、上海ときて、次はどこかな〜と楽しみにしていたのに、ハワイ(はじめてのハワイ (杉浦さやかの旅手帖))と、自分にとってはまったくの期待はずれだったので、ちょっと気持ちが離れていたのは事実。ハワイは行けば楽しいところと聞くけれど、ハワイに行くくらいならもっと行きたい場所が山ほどあるので、ぜんぜん興味がわかないのだ。今回の新刊はどんなかな。入手はもう少し先になりそう。

職場で話をしていて、20歳代後半〜30歳代の人が誰も梅棹忠夫を知らなかったのにびっくりした。知っていたのはボスと私だけ。ボスは、「自分の専門分野の本だけ読んでいてはダメだよ」と檄を飛ばしていた。とはいってもうちにあるのは

知的生産の技術 (岩波新書)

知的生産の技術 (岩波新書)

一冊だけなんだけどね。奥付を見ると1979年発行のモノ。大学生の頃だなあ。所々、赤鉛筆で線が引いてある。夫の持ち物だったのか、私のだったのか、思い出せないけど、ジャンル的には夫が買ったのかなあ。ぱらぱらとめくってみると、「ノートからカードへ」「切り抜きと規格化」「ペンからタイプライターへ」「手紙」「日記と記録」と、少々時代遅れのアイテムが並ぶど、例えば「データベース」「クリッピング」「e-mail」「blog」などと置き換えたらその手法は現代にも通用するのではないかと思った。読み返す精神的余裕はないけど。そういえば我が家には「超・整理法」なんて本もあるけど、結局はどれも自分のものにできなかったな。できてたらもっと違う人生を歩んでいたような気がする。