よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

tsunmemo2005-10-16

国立民俗学博物館で開催中の特別展、インド サリーの世界を見てきた。会場に一歩足を踏み入れた途端、最後まで鳥肌の立ちっぱなし。すばらしかった。なんといっても生地の豪華さ。まずは刺繍。刺繍でもいろいろな技法があって、シークイン刺繍、チカン刺繍、ザリ刺繍、紋織、スパンコールにビーズ、ミラーワーク、それら単独あるいは組み合わせて、それが6フィートあるいはものによっては9フィートのシルク生地にびっしりと施してあるのである。それはそれは気の遠くなるような作業だろう。こういうのはマハラジャと呼ばれるようなおうちの女性が着るんだろうな。柄には流行(このごろは中国風の文様が流行っている様子)や好まれる色、モチーフなどがいろいろあって、またサリーの着方(というか構成)にもいろいろなバリエーションがあることを知った。色の組み合わせも絶妙。アクセサリーの組み合わせも絶妙。もうなにもかもがすてき。

また、現代のインド・ファッション、サリーにより近い物から、サリーのようだけどドレスのような仕立てなっているもの、あるいはタンクトップにギャザースカートなんだけど、モチーフがサリーの装飾が取り入れてあってインドチックさ(?)を醸し出してる洋服などもあってすごくおしゃれだった。

会場ではインド人デザイナーのファッションショー(2種類が交互に流されていて、その一方のRitu Kumarというデザイナーのがすばらしかった)の様子が大きなスクリーンに映し出されていて、その音楽がBGMがわりに会場に流れていて、それもすてきだった。

帰りに日本庭園に寄って持参のおにぎりを食べ(節約!節約!)、自然文化園のコスモスも見たかったんだけど、花の丘はそこからかなり遠いので泣く泣くあきらめ、スーパーに寄ってから帰宅。のんびり本など眺め(「読み」ではないのがポイント)、昨日から仕込んでおいたおでんをほかほかに暖めて、ちゃちゃっと作ったうざくで晩ご飯。テレビ「平成教育予備校」で「目をさらにする」「もみ手をする」の意味や、「束の間」の「束」がどの部分をさすのかを初めて知った。