よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

気が抜けて、惚けたように1日を過ごす。午前中に家事と買い物も済ませてしまい、午後からのんびり。ようすけをそばに連れてきて本を読む。

読んだ。

ももこの世界あっちこっちめぐり

ももこの世界あっちこっちめぐり

頭の働かない時は、ももこさんの本を読んであははと笑うに限る。と思ったんだけど、あんまりおもしろくなかった。これまでも数十万円の宝石をぽーんと買ってしまう本も読んだけど、ももこさんがその宝石に出会い惚れ込みなんとか手に入れようとする真剣勝負ぶりが緊張感ああふれててとてもおもしろかった。ところがこの本は何の苦労もなくて、なんだかすごい贅沢三昧な旅で、ただそれだけ。唯一、ウブドバリ島)の画家さんに会いに行くシーンだけが興味がもてた。

いのちの童女人形

いのちの童女人形

前半1/3が作品の写真、後半2/3が半生記。作品を見てすぐに思ったのは、この色合い、すごく好き、ということ。ベージュがかったピンクのグラデーション、あずき色がかったベージュにオレンジ色を合わせてあったり…。とてもやさしい色の取り合わせ。人形のほっぺは人差し指で押すと引っ込みそうなくらいふっくらと弾力がありそうに見える。今にも首をかしげて動き出しそう。タイトルじゃないけど、人形の一つ一つにまさしく「いのち」が吹き込まれているように思えた。写真でさえそうしたことが感じられるのだから、実物を前にしたらどんな気持ちになるのだろう。一度でいいから八ヶ岳南麓にあるという人形の部屋(展示施設)に行ってみたいと強く思った。半生記は淡々とした文章ながらも、いろいろとご苦労があったことが忍ばれる。後半を読んで改めて写真を見直すと、それぞれの人形がまた別の物語を語っているように感じられるのが不思議だった。

ただ一つ不満は、帯の文句。「紀子さまが、眞子さま、佳子さまのために選ばれた無垢な童人形」というの。皇室がきらいな訳じゃないし、紀子さまがこの人形を選んだのはまことにすばらしいことと思うけど、別にこんな文句をつけなくても、人形たちのすばらしさはちゃんと伝わるのに。

夕食は、昨日の残りのカレー、野菜炒め(すき焼き残りの白菜、ネギを使う)、松茸のお吸い物(土瓶蒸しセットの残りに水菜を入れて)。