よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

tsunmemo2005-09-02

8時頃寮を出発。中央道で河口湖へ。本八幡近辺と首都高で渋滞にあった以外は順調に到着。途中談合坂サービスエリアで朝ご飯代わりにきつねうどんを注文した。出てきたうどんを見てびっくり!おつゆが黒い!そうだ、こっちのほうはこうだったんだと懐かしい気持ちになる。味が濃くて全部食べられなかったけど美味しかった。食べ終わった後になって、ちょっと前に車の中で「ほうとう」を食べるのが楽しみだね!と言い言いしていたのを思い出す。もう、うどんを食べちゃったよ!というわけで、ほうとうは明日に持ち越すことにした。最近こんなことが増えた。夫も多いらしい。夫はお風呂の電球が切れたので、コンビニに買いに行って、いろいろ買い物をして肝心な電球を買い忘れたんだって。昨日も仕事で日本橋に出かけて、コレドにどんなレストランがあるか下見しようと思っていてそのまま帰って来ちゃったらしい。私はD70の電池を忘れるし。お互いの物忘れの激しさを語り合って、不安になるような慰め合うような。

河口湖に到着。田舎っぽい観光地だなあと思った。その洗練されてなさが気に入った。氷穴に行く。料金を払ってゲートを通りすぎたあたりから空気がひんやりしてくる。探検家のような気分になって一番下まで降りたらすっごく寒かった。氷が壁のようになってたくさんあったのですっごーい!と感激していたら、これって普通の氷を積み重ねてあるんじゃないと夫が冷めた口ぶりで言ったので拍子抜けした。たしかにそんな感じだった。もう少し進むと氷の柱があったけれど、目の細かい金網に阻まれてよく見えなかった。よく見ようとそばに近寄ったら水たまりに足を滑らせて(少し凍っていたみたい)転びそうになった。すんでの所で持ちこたえたけれど、ヒヤッとした。

次に白糸の滝へ行く。一番太い滝以外は岩肌からわき出ているのだという。壁一面ずいーっとほんとうに白糸が飾り付けられているよう。ここのは正真正銘「白糸の滝」だねえと話す。涼しくて、すばらしい景観にしばし呆然とする。

朝霧高原にあるまかいの牧場の農場レストランでバイキングの昼食。地元でとれた素材を使った料理がたくさん揃っていて美味しかった。昔みたいにもりもり食べられないのが寂しい。特に夫は、昔だったらこの3倍は食べてたろうなあと思うくらい小食だったのでびっくりした。牛乳がおいしくてお代わりをして飲む。デザートにソフトクリームを食べた後、どうしても気になって鱒の漬け丼(鱒の切り身といくらをご飯の上にのせる)を追加で食べてしまったのは、我ながら食い意地が張っているなあと思った。乳製品のお土産がたくさんあって買い求めたかったけれど、冷蔵品ばかりだったので泣く泣くあきらめた。

いよいよ主目的の富士国際花園へ。道路沿いの塀にずーっとベゴニアの花で飾ってある。正面の建家の屋根も一面ベゴニア。これだけでここはすごそうだ!という期待が高まる。受付にふくろうの置物が3つ飾ってあった。よくできているなあと思ってしげしげと眺めていると急に羽繕いを始めたのでびっくりした。3つとも生きているホンモノのフクロウだったのだ。あまりのかわいさに感激。他にもたくさんのいろんな種類のフクロウがいてますます感激。飛行ショーを見て感激。フクロウの歩くのを見て感激。たくさんのロリキートに集られて感激。エミーのポンポンという太鼓のような鳴き声を聞いて感激。池で飼われているアヒルたちがばくばくとエサを食べるのに感激。温室にいっぱいのベゴニアとフクシアの美しさは筆紙に尽くしがたい。何もかもがすばらしい富士国際花園であった。

本栖湖精進湖、西湖、河口湖の湖畔を通って旅館に到着。展望風呂と地下の温泉につかって、ふにゃふにゃになって夕食。生ビールをたくさん飲んだ。料理も美味しかった。食べ終わって布団になだれ込んで、一寝入りして、旅館内のお店にラーメンを食べに行って、また寝た。