よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

夏休み最終日。娘と映画を観に行くことにする。スカイビルの映画館は初めて。サイトを見ると、整理券配布だという。ネットで座席まで含めた予約ができないのは不便だなあ。早めに行って時間を潰さなければならない。

玄関を出たところで、ちょうど雨が降り出す。よかった、途中じゃなくて。傘を持って出る。降り始めのほこりっぽいにおいが強く立ち始めた。小学校の運動場のような匂い。なんだか懐かしい気持ち。雨のおかげか少し涼しい。

梅田駅からスカイビルまでは地下道のようなところを通る。たくさんの自転車が止めてある。浮浪者がいないのはましだけど、薄暗くてうらびれた雰囲気。両側に店でもあればそれらをながめつつ楽しめるのに、ただてくてくとビルに向かって歩くのみ。スカイビルがきれいで立派であればあるほど、このトンネルの場末感が強調される感じ。現実に引き戻されるようでがっかりしてしまう。

映画館で入場券を買うと、整理券は29,30番だった。これなら大丈夫そう。集合時間までに45分あったので、滝見小路にお昼を食べに行く。娘のリクエストで洋食屋へ。娘はハンバーグランチを、私はいわゆる「Aランチ」(ハンバーグやエビと魚フライの盛り合わせ)。スープとサラダはバイキング。揚げ物は揚げたてて美味しかったけど、ハンバーグはまずい。娘のは大丈夫だっただろうか? 付け合わせは冷めたにんじん、いんげん、フライドポテト。これもまずかった。最後にパイナップルとオレンジをかじっていたらいつの間にか集合時間が迫っていた。あわてて映画館に戻る。

映画を観終えて、件のトンネルを戻って三番街へ。きな粉のアイスを食べに行く。白玉とあずきをのせてもらう。ほんとうにきな粉味のアイスだった。

特に目当ての本はなかったのだけど、ぼんやりと眺めたくて紀伊国屋
店にも寄る。購入したのは、

WORLD JOURNEY

WORLD JOURNEY

中国語会話入門の本(娘用)
NHK中国語会話のテキスト9月号
中国語は台湾旅行が終わったらなんだかモチベーションが下がってしまった。8月は全然勉強しなかったなあ。9月は総復習のようなので、少し戻って7月の末の分から頑張ろう。

帰り道のスーパーで晩ご飯の買い物。サンマの丸まると太ってぴかぴかしたきれいなのがあったので、大根おろしで食べることにする。ガスレンジの焼き網にのせるのに、箸で持ち上げたら重いこと。予想通り油がのっててとても美味しかった。お父さんに食べさせてあげたいなあと反射的に思う。寮では電熱ヒーターしかなくて、魚焼けないからなあ。トレイを買ってきてオーブントースターで焼いたらどうだろう。今度試してみよう。

デザートに最後のマンゴーかき氷。本当に夏休みも終わり、という気分がしてきた。

ようすけ、床に下ろして、あれこれとおもちゃを出してやる。ついでにおもちゃを入れているかご整理。何かに使えるかもと思って取っておいたがらくたを思い切って捨てる。伊右衛門のおまけに付いていたミニ缶に小さなおもちゃを入れてやったら、取り出そうと一生懸命になっていた。あとはあれこれかじったり投げつけたり、時々悪戯冷蔵庫をかじりそうになってしかられたりしながら大人しく遊ぶ。一人遊びが上手。昨日テレビで電話が鳴ったら、もしもし〜と返事をしていた。うちの電話が鳴る時も「もしもし〜」を言っている。これが鳴るともしもし〜って言うってわかってるんだなあ。なんだか不思議。