よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

夫は明朝東京へ戻る。「何で戻るの?」と聞いたら「飛行機」という。お盆期間中なので、「よく予約が取れたね」と言うと「ガラガラだもん」と答えた後、「ANAはいっぱいらしいけどね」。御巣鷹山123便が墜落した20年後のちょうどその日にエンジンから火を吹くなんて。「あの映像見たら、誰だってJALに乗りたくないと思うよ」…そういうあなたはJALに乗るのね…。みぞおちのあたりがもやもやする。JALは次の墜落事故にまっしぐらに進んでいるように見える。

娘が広島より戻ってくるので、新大阪へ迎えに行く。約2週間の実家ロード(東京:夫の実家→広島:私の実家)。ABC放送のカメラが取材に来て新幹線ホームの混雑振りを撮影していた、ちょうどそのドアから娘が降りてきた。そのまま御堂筋線でなんばまで。高島屋の「鼎泰豐」でお昼を食べるため。20人くらい並んでいたけど、すぐに順番がまわってきてテーブルへ。ここに来たら小龍包でしょう。他の物をメインで食べるのは邪道です。というわけで、小龍包4枚をどーんと、あと、海老チャーハン(娘と半分ずつ食べる)、排骨チャーハン(夫)、生ビール!!を注文。どれも台北で食べたのと同じ味。感激しつつ食べる。台北との違いは、千切りショウガをちょっとしかくれないことと、一つの蒸籠の数と値段。台北では10個170元(約650円くらい)、日本では6個で580円。チャーハンも海老たっぷりご飯ぱらーりのさっぱり味でたいへん美味しい。これも台北と同じ味だった。

次はデザート!ということで、マンゴーかき氷を食べに、なんばウォークに日本初上陸したという冰館へ行ってみる。マンゴーかき氷はビアードパパでも食べられるんだけど、台北の店では出していないパオパオピン(ミルク成分を練り込んだ氷らしい)を是非食べてみたかったのだ。ところが…雑誌などで紹介されたからかな、並んでも食べたいという意欲を削ぐほどの長蛇の列。夫が「帰ろ帰ろ!」と言うし、泣く泣くお店を後にする…。いつかリベンジだ!

買い物して帰宅。通販で買ったマンゴーかき氷をおやつで食べ、それなりに満足する。5時過ぎまで昼寝。

娘が久しぶりに帰ったこともあって、夕食にあれこれと作ったらテーブルが一杯になった。鯵の開き(昨日小浜で買い求めたもの)、肉じゃが、焼き豚サラダ、冷や奴、胡瓜とナスのぬか漬け、枝豆。娘がいないあいだ殆ど料理をしなかったので、肉じゃがの味付けがおかしかった。やたらしょうゆ色の濃い仕上がりなのに、味は砂糖が勝っていた。デザートはDENNSUKEスイカ。すごく甘くて、しかも味が濃い。北海道にこんなに美味しいスイカがあるんだね〜。3人で東京のこと、広島のことなど、いろいろ話す。

ようすけは久しぶりに娘にあってうれしそう。食べる時になってようすけのケージを開けてやったら一目散に娘の肩に飛んでいった。娘も感激していた。2週間会わなかったのにちゃんと覚えていたんだね。ご飯の間中、娘の肩と椅子の背を行ったり来たりして遊んでいた。ケージに戻ってからスイカのお裾分け。嘴で噛みつぶして汁がジュワッと出るのを飲むように食べる。ついでに餌入れの底にたまったスイカ汁も舐めていた。

ビールをたらふく飲みご飯もたんと食べた夫、食事を終えて、「あ〜〜〜帰りたくねぇ」と心の底から言うので、泣きたいくらい寂しくなる。<行ったお店>