■

職場の友人たちと食事に行きました。久しぶりの再会のひともいて、お互いの近況を話しつつたいへん楽しいひとときを過ごしたのだけれども。。。すごくすごくいやだったのは、アクアがK塾に進学（！）した報告をしたら、「いい大学を狙ってるのねー」と皆から言われたこと。別にいい大学を狙っているわけじゃなくて、自分の希望を叶えるためにがんばっているだけなのに。前回は彼女の行きたい大学から「来ていいよ」って言ってもらえなかったんだから、仕方ないじゃん、とか思いつつ、何も言いかえしたりはしなかった。慰めで言ってくれているのはわかっているし、そもそも、この気持ちをわかってくれそうなのは1名だけだったから。

アクアの受験まっただ中の頃は、浪人生の親ってどんなふうなんだろう、というのがどうしてもイメージできなかった。実際に始まってみると、朝食を一緒に取り弁当を作り学校に送り出して、帰ってくれば晩ご飯を一緒に食べテレビを見て笑い、休みの日は時々出掛けてあれこれ見たり食べたり、これまでの生活が同じように穏やかに過ぎていってます。もちろん、アクア自身は、つらかったり、あせったり、プレッシャーに押しつぶされそうになったり、いろいろ葛藤もあると思うけれど。

実際のところ、親にできることなんてなーんにもなくて、私自身の役割は、身体と心に栄養をつけてあげることくらいかな。テツはテツで離れている分心配なことも多いらしく、ワタシにはこっそり「ちゃんとやってるのか？」と尋ねたり、「今度顔を合わせたらビシッと言わないとな」とか言ってるんだけど、その割には、実際に会うと「おう、元気か？」なんてアクアとハイタッチしてるの。なーんだ、って拍子抜けしちゃうけど、それもテツなりの励ましなんだなって思う。

これから暑くなって、涼しくなって、寒くなって、半年先にはどんな気持ちで過ごしているのか、2回目とはいえやっぱり想像が付かないし、気が重いことには違いないのだけれど、ただ淡々と普段通りに暮らしていられればいいなあ。