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教室内の人事の話をボスから聞く。Aドクターがあっち行って、B先生がこっち行って、そのあとにC先生が来て、あーして、こーして、とやっていくと、一つポストが空く。さて、そこに誰が座るか？　候補は2人。年齢も卒年度も近い。しかしお互いの存在を快く思っていないライバル同士。一方は自由の国アメリカ、一方は伝統を重んじるイギリスに留学中。一方は努力を見せないタイプで、一方はアピール上手。一方はのらりくらりとこの世界を上手く渡り歩き、一方はいちいち深刻に考えては落ち込んでいる。一方は軟派で、一方は硬派。一方はイタリアンブランド好み、一方はブリティッシュトラッド指向。一方は先々代からの医者のおうち、一方は勤め人の家庭出身。ひょんなことから某マラソン大会で対決（？）することになった時は、一方はスポーツジムで走り、一方は某公園の外周を走って大会に備えた。こうして書き連ねてみるとほんとうに対照的だなあ。。。どっちを就けてももう一方は面白くないのは間違いない。はぁぁぁぁ。難しいなあ。

とにかく、なんやかんやで夏から秋にかけて、大きな地殻変動が起きそう。でも、今のボスが来たときから、こういう日が来るのはわかってたんだよね。どんなふうに教室の雰囲気が変わるのか、すごく不安だけれど、まあ、なるようになるでしょ。

夫も時々社内の人事の話をもらすことがある。私自身はご当人を存じ上げないのでただ話を聞くのみなんだけど、夫は話すことによって自分の考えを整理しているのかもしれない。そして、そのポストが当人の次のステップアップにつながるかどうか、ということを一番考えているようだ。今日のボスもまったく同じことを言っていた。仕事の内容は違えど、人事の難しさは一緒だなと思った。