よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

ボスと仕事の打ち合わせをして、話が一段落したとき、「そういえば」と切り出された話。こういう場合、大切な話の時もあるし、ほんとに「そういえば」程度の軽い話の時もあるけど、今日のは人事のことで、自分の気持ちの中に波紋が広がる話だった。多分、文字通り受け取るべきなんだろうし、勘ぐったりするべきではないんだけど、すごく言いにくそうに切り出した(ように感じた)ことや、いつになくきっぱりと言い切った(ように感じた)雰囲気に、本当の気持ちは別にあるんだろうなあ、などと考えてみる。でも、ボスの本音はなんて考え始めると波紋が広がりっぱなしなので、考えないことにして、言葉通り受け取ることにしようと思う。多分、ボスもそのほうが楽なはず。でもでも、最後のひとこと、「そういうふうに考えていますので、心に留めておいてください」と言ったのは、私にも準備をしておけ、とも受け取れて、それは心の準備? 実際の準備?とか、あれこれ考えてしまい、やっぱり心の中の波紋は止められないのであった。