よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

オーストラリア戦の敗戦のあと、元気のなかった面々が、水曜日には「なんであそこで高原を出すんだ!」とか、「中途半端に前に出る川口の悪い癖が出た!」とか、「柳沢、もっとしゃんとシュートうたんかい!」と怒っていた。それがだんだん収まって、木曜日の今日、「試合が終わってからと思ったのに、つい試合中からビールを飲んじゃった。あれが悪かったかも…」とか、「9時からテレビの前に正座して試合開始を待とうと思っていたのに、つい、インターネットをしてしまった。今すごい後悔してます」などと、懺悔の言葉が次々と出てくる。しきりに自分を責める、という方向に変化してきたようだ。ただもう、皆の気の済むまで話を聞いてあげるのみ。そして、「もう日本のワールドカップは終わった!」と言い切っていた人たちも、「次はクロアチア戦だっ!!」とか元気に言いはじめた。応援する気力が戻ってきたようだ。よかった、よかった。毎日の試合も面白いが、サッカーに夢中の面々を観察しているのもけっこう面白い。

晩ご飯は、鯖の煮付け、ポテトコロッケのミートグラタン風、プチトマトのマリネ。コロッケはスーパーのお総菜で、レトルトのミートソースをかけて上にピザ用チーズをのっけてオーブントースターで焼くだけ、という手抜きにして簡単にしてボリュームのある一皿。んで、煮魚は暇なときに炊いといたものだし、マリネも作り置きだから、ほとんど調理する必要がなかった。なので、あまった時間を利用して、茄子とピーマンの鍋しぎと人参のきんぴらを作ってしまう。ここのところ、野菜料理にはまっているので、ちょこちょこと煮たり、きんぴらにしたりする作業が楽しくてならない。でも、まだ、苦手な素材が。それは乾物。やりつければなんということもないし、買い置きさえあればあと1品なんていうときにずいぶん助かりそうなんだけどなあ。「戻す」というひと手間と、味付けに自信が持てないのが原因。やってみれば案外簡単そうなんだけどねぇ。何かよい攻略法はないものか。