よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

アポなしで突然現れたヒトが、名前も名乗らずちょっといいですかと、ずかずかと教授室へ入っていこうとするのを、ドアの前でようやく呼び止めて、名前を聞くと、「山田(仮名)です」と所属も付けずに、また取り次ぐヒマも与えずに、扉の向こうのボスに大きな声で「アポなしですみません、先生」などと話しかけている。なんて強引なヒトなんだろうとまったくあきれてしまう。そういえば、この人電話の時もこんな感じだったなあと、すぐにその人であることがわかった。押しつけがましくて強引で気忙しくてイヤな感じでこっちの都合もお構いなしでたいそう無礼な印象のヒトだったのだ。実際のヒトもまったくイヤなヒトだったので、やっぱり、と思った。

晩ご飯は、オムライス、ミネストローネ。両方ケチャップ味になっちゃったけど、両方とも美味しかったからよしとしよう。