よしなしごと

よしなし‐ごと【由無事・由無言】つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。

tsunmemo2005-09-25

昨日(24日)の朝日新聞夕刊に明日香村の彼岸花が見頃だという写真入り記事が掲載された。それがあまりにもきれいだったので、さっそく夫と出かけることにする。娘は前期末試験を控えているのでお留守番。

日産のディーラーによって雑用を済ませ、わくわくしながら明日香村に向かう。そしたらなんと、西名阪道が終わって、一般道なんだけど高速道路と同じような雰囲気の道路を走っている時に覆面パトカーにスピード違反でつかまってしまったのだ。28kmで3点の減点。青切符を手に夫が車に戻ってきたら、なんだかとてもしょんぼりとしてしまって、明日香村へなんかちっとも行きたくなくなってしまった。夫は昨日ゴルフへの道中で、アルファロメオの赤いの(ロッソっていうの?)に後ろから煽られて、真ん中の車線に戻って先に行かせたところ、目の前でそのアルファロメオが覆面パトに捕まったという。「今、秋の交通安全運動やっているからね、気を付けるんだよ」と話していたばかりだったのだ。しかも、夫の安全運転のレベルの高さと言ったら! わたくしなんぞいつも注意されてばかりなのに、その夫がわずかに油断して気持ちよく走っているのを、すかさず引っ捕らえるなんて、奈良県警はたいしたもんだ! でも、せっかくのお出かけに水を差されて、こちらに引っ越してきて、滋賀県奈良県は大好きな場所だったのに、今回のことで奈良が大嫌いになってしまった。もう2度と来たくないとさえ思った。

「まあまあ、昨日のこともあるし、自分は捕まる運命だったのかもなあ」、とか、「どうせなら、くろでか号で捕まりたかったなあ、ま、そん時は免停だな」とかあっさりというので、どうしようもなく悲しくなる。とりあえず明日香村へは行こうというので、しょんぼりしながら目的地に向かう。

明日香村へは6年振りくらいで来たけれど、やっぱりいいところだった。観光客が多くてもちっともざわざわしていなくて、落ち着いて静かで泰然としていた。彼岸花は枯れたのもあったけど、お花はとても鮮やかなんだけど、咲き誇っていてさえ、もの悲しい気持ちになるのだった。

ここのところ恒例になっている、帰りに温泉に寄る、というの。今回は大和神の牧温泉虹の湯へ。きれいだし雰囲気もあっていいんだけれど、湯船がやたら小さく区切られてたのが残念。あこれこ趣向をこらして小細工をするよりも、広ーい湯船がどーんとあって、ゆっくりのんびり足を伸ばせる方が好きだと思った。

晩ご飯は夫のリクエストにより、サンマの塩焼き、大根おろし、里芋と鶏手羽の煮物、きゅうりぬか漬け、刺身マグロとカツオ(夫と娘のみ)。

何をしていてもスピード違反で捕まったのを思い出してイヤな気持ちになる。夫も娘もさっさと違反金を払ってしまって忘れるのが一番、となぐさめてくれたのだけれど…。